ぎっくり腰(腰痛)になる原因とは
ぎっくり腰ってどうしてなるの?
あのギクッとなって動けなくなる「ぎっくり腰」。一度体験した事がある人はあの辛さが痛いほどよくわかるはず。
ホントこれは体験した事がない人にはわからないんだよなぁ。
そんなぎっくり腰ですが、実はぎっくり腰って医学用語ではありません。お医者さんはカルテに書くときはぎっくり腰とは書かず「急性腰痛発作」「急性腰痛症」などと書きます。
ぎっくり腰って総称なんですね。
そしてぎっくり腰のなる原因についてですが、ぎっくり腰は腰痛の一部であり、主に非特異的腰痛とも言われ、主に原因がこれだと決められない時によく使われます。
要は原因が特定できないから単なるぎっくり腰ですねと言われる訳です。
もし外傷(骨折、ケガ)や神経によるものでしたら、原因は特定できるので必ず病名がつくのです(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)
腰痛の主な要因としては以下のものが上げられます
- 筋肉が硬直化することによる腰痛(運動不足など、同じ姿勢を続けるなど)
- 侵害受容性疼痛による腰痛。侵害受容性疼痛とは主にケガなどによるもの。(脱臼、骨折など)
- 内臓の病気によるもの
- 神経障害性疼痛による腰痛。神経系に何らかの原因があり、それがもとで痛みを発症している(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)
- 精神的なもの(ストレス、不安、不満、悩みなど)
いわゆるぎっくり腰と言われるのは1番(筋肉の硬直化)か5番(精神的なもの)が原因で全体の85%位を占めていると言われてます。
ぎっくり腰になってほとんどの人が、安静にしてれば治ったとかお医者さんに安静にしててくださいね、と言われるのは特別に治療法があるわけでもなく自然にまかせましょうというだけの話です。
ただ、よく整形外科でMRIやレントゲンで診断してもらいましょうというのは、残りの15%(侵害受容性疼痛による腰痛・内臓の病気・神経障害性疼痛による腰痛)でないかどうかを確認をするという意味でも大事です。
まずは2-3日安静にして、動けるようになったら整形外科で診断をしてもらうことをお勧めします。何よりも安心することが大事です。
予防やしなやかな腰を作る作業はそれからでも十分ですので。